伊勢祥延 の「Calendar Photoの追憶」2

チャリティーカレンダー2007年 Cambodian Voice January & February

ここはカンボジア西部バッタンバン県の田舎、ダグネン村。電気などのインフラ設備はなく、生活用水は井戸か沼地を利用する。
この地域で暮らす人々にとって比較的涼しい夕方は沐浴の時間。

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大げさに自負すると、ゴーギャンの絵の様なこのシーン、偶然出くわすわけではなく、じーと狙って、待って、きた~これぞ求めていたシーン!
すかさず気づかれないよう、音を立てずぎりぎりまで忍び寄る。息を止めカメラを構えファインダーをのぞくと、一瞬シンクロし時間が止まる、同時にシャッターが落ち!思わず I got it! と心で唸る。
しかしニコンF4の鈍く響きわたるシャッター音が静寂を破り、彼女は振り向き恥ずかしそうに上着を肩にかける。
女性の美しい肩のくびれ、素肌に張り付いた水がしたたる濡れ髪!そんな完璧なロケーションは彼女が気ずく前の一瞬で終わった、、。
その後も様々なアングルからシャッターを切るが、この最初の一枚を超えるものはなかった。

カンボジア国内には、至る所にこのような広大な沼地が存在する。しかしそのほとんどはポルポト政権時代に強制労働で作られたられた人工ダムだ。水を征するものが覇権を握ると言われていたからだそうだ。
驚く事に当時は物の無い時代だからだろうか、人間の手だけで掘ったそうだ、、。

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事務局員紹介 仏陀バンクプロジェクトリーダー 伊勢祥延(いせよしのぶ)

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