上川泰憲「仏陀バンクのキセキ」カンボジア編1

「カンボジア仏陀バンク1」
カンボジアでは、すでに「仏陀の池」「ライスバンク」などのプロジェクト
が始動していた。その村で「仏陀バンク」を開始した。

それと、「妙法華院(CSセンター)」というお寺がプノンペン近郊のキーリングフィールド側にあり、この2カ所で仏陀バンクを始動させた。

仏陀バンクの説明会を村の広場の大きな木の下で開く。
住民が十分に理解しの賛同を得られたならば、まずは仏陀バンク委員会を村ごとに設立する。

この選出には、選挙(他薦と自薦)で10名を選び、その後、くじ引きをして5名を選びます。
くじ引きをするのは、そこに偶然性を取り入れることにより、どんな人にもチャンスが開かれる、力を持つものだけが当選するのではない。その代わり、遺恨も残さないのです。

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仏陀バンク委員会が、 小規模融資(マイクロ・クレジット)の希望者(連帯保証人も一緒に)とインタビューを行います。

委員会は、希望者が申請する事業(基本的に零細型のスモール・ビジネス)を、返済方法に至るまで詳しく議論・調整し、双方の合意を以て融資が施されます。

カンボジアの場合、1件当たりの融資額は概ね300~500米ドル。
(現行では最大で1件当たり5,000米ドルまでを上限としている。)

融資の大半は、商店や床屋、薬局、農具屋、農業の小規模な設備投資、バイク修理屋、養鶏、養魚、洋裁、バッテリーの充電屋、レストラン、漁業用の小舟や魚網の購入、ジュース屋の絞り機の購入など、個人(その家族)と村落共同体の自立に必要なビジネスに充てられています。

 

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