上川泰憲「仏陀バンクのキセキ」カンボジア編2

「カンボジア仏陀バンク2」

希望者のインタビュー後、必要に応じて「仏陀バンク委員会」を開催します。
ここでは、最終的に誰にどれだけ貸し付けるのかを協議します。

お金を借りた受益者は、それぞれの事業(スモール・ビジネス)を開始します。

融資の大半は、個人(その家族)と村落共同体の自立に必要なビジネスに充てられています。

一ヶ月後には、返済に訪れます。返済時には、書類の記入欄に返済額を書き込み、仏陀バンクスタッフと受益者が双方に拇印を押し、同じ書類を2枚作成して完了。1枚は仏陀バンク委員会、もう一枚は受益者がそれぞれ保存します。

 

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返済に来た女性たちは「毎月ここに返済に来るのが楽しみなのよ。」と話されます。

それは、自分のビジネスが上手くいっていることの証拠だし、「私が返済すれば、そのお金で次の方の自立支援に回るから」

融資を返済することでそのまま次の誰かを助け起こすことになる。仏陀バンクの循環経済システムが呼び起こした相互扶助の精神。融資を受けた受益者はしっかりとこの仏陀バンクのシステムを理解し、その有効性を感じ取っていたのです。

 

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