坂田事務局長の「仏具修復旅日記」2

仏具屋としての本業で、全国を駆け回らせて頂いている旨、先般のコラムで書かせて頂きましたが、そんな移動中に起こった珍事を今回のコラムでは紹介させて頂こうと思います。

名付けて「新幹線シリーズ」

あれは、まだ春先の涼しい日和のことでした。山口県宇部市での寺院建て替えによる打ち合わせのため新大阪から新山口に向かって新幹線を利用しました。
新大阪駅を乗車したのが15時くらいですので、涼しい午後の移動となりました。2列&2列のシートの通路側に陣取り、あれやこれやと書類に目を通していたところ次の新神戸駅から30代前半と思われる女性が私の隣の席に腰を掛けました。40を越えた一人身の私としては、ラッキー!と一瞬思いましたが・・・その女性、とにかくお酒臭い。横に座っただけで鼻がもげるかと思うくらいの酒の臭いをさせておりました。傷心旅行かと思わせたのも束の間。

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おもむろにカバンから「ワンカップ大関」を座席の目の前のテーブルに軽快なコトンという音と共に出したかと思うと・・・さらに「ワンカップ大関」を置く、2本目です。そしてさらに「ワンカップ大関」を・・・合計5本、きれいに行儀よく並べました。

もしかして!と思わせる間もなく・・・プシュっと「ワンカップ大関」の蓋を開けるとクイクイと飲み始めました。酒臭い横の座席がさらに酒臭く。そして新神戸駅の次の駅、岡山駅に到着するまでの40分弱の間に・・・5本の「ワンカップ大関」をきれいに飲み干しはりました。ものすごいペースです。度肝を抜かれましたが、一向に酔っぱらう様子もなく、ワゴン販売から今度はビールを買って、クイクイと飲み始める。これはもうウワバミです。そして酒臭さの地獄です。新山口に着くまでの2時間。拷問のように酒の臭いと戦いました。その女性は、さらに先へ向かわれたので、新山口駅のホームで深呼吸を何度も何度もする羽目に・・・

新山口駅まで迎えに来ていたウチの社員に「新幹線でお酒飲んだやろ~」と突っ込みが入りました。煙草じゃありませんが、受動飲酒状態。相当、私の身体は酒の臭いを発していたようです。お客様にも「酒臭い」と笑われる始末。

お酒を飲まなくても受動飲酒することが証明された春の午後でした。

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