2011年度:世界平和法要レポート

2011 世界同時平和法要レポート

2011年6月2日〜4日、第10回目となる四方僧伽世界同時平和法要が、タイ・バンコク市内の立正佼成会南アジア伝道センターで開催され、9カ国から約75名の各国代表が参加して行われました。本会議では例年通り各国の読経から始まりそれぞれの国からの活動報告、つづいて各トピックに基づき招聘講師による講演が行われました。

プレゼンテーターからは、

1)メコン川

…ショッキングな環境問題の事実が列挙。

 チベットの永久凍土の40%がこの40年でなくなった(過去と今で写真を比べる一目瞭然)

 永久凍土が融解するとCO2とメタンが出て、その熱でさらに永久凍土が融解するという悪循環が起こる、

 永久凍土の水量がメコン川にも関連する等。

2)地域通貨&マイクロクレジット(STRO例)

 …南米の成功例がいくつか紹介。

 ①地元産業の売上を一部地域通貨支払いにする

 ②マイクロクレジットで地元起業家をエンパワメント

  ①+②=地域ネットワーク参加企業の増加→さらなるコミュニティのエンパワメント、という善循環をつくる。

 ポイントは、コーヒー・バイオガス等、「その地域の産物」が地域通貨の重要なバックアップになること、

 またマイクロクレジット以上にマイクロ・セービング(貯蓄)がリスク少なく有効ということ。

3)農業

…「土着菌」を使った農業の有効性。

 肥料で酸性化したひどい土地も、「土着菌」使用によって土地がよみがえり、

 収穫が何倍にも増える!という驚きの結果。

 実際に平野氏がビルマのシャン州で成功した時は、農夫から農夫へと「土着菌」メソッドが広がり、地元の人も「Dochakkin」と呼び新聞にも紹介される程有名になった。

等の知識を紹介してもらい、非常に勉強になりました。

各プレゼンテーションの資料はこちら↓(英語版)

1.Mae Sot Micro-credit Report

2.1.Mekong presentation

2.2.Tibet 3rd Pole presentation

2.4.Micro-credit and Local Currency

2.5.Agriculture presentation

3.1.Woking Group Mekong

3.2.Working Group Agriculture

3.3.Working Group Currency

2日目の午後〜3日目

参加者全員が1)環境問題、2)地域通貨、3)農業 の3分科会に分かれ、それぞれの国の問題点をあげ、その解決方法や進むべき方向などが話し合われました。

各分科会ともとても闊達な意見交換かなされ、各国の問題点の共有や目標に達するためのアイディアなどが次々と出され、白熱した討議が行われました。

2〜3日目の夕食後は写真家伊勢氏によるバングラデシュ、リトルチベット、東日本大震災のムービー上映会があり、こちらも映像という眼に見えるものを使って各国の実情を見ていただき、日本で起こった震災の実情も皆さんで共有できたことはとても良かったと思います。

多くの方々からこの震災について心を痛めていること、自分たちも力を合わせて復興への道を共に歩みたい、など思いやりに満ちたご意見をいただきました。

その後犠牲者の方々へのご供養と復興祈願のお祈りを皆さんと共にしました。

会期中は早朝から夜遅くまで、スケジュール満載の怒涛の3日間でしたが、大変充実した内容でとても勉強になると共に、各国の四方僧伽のメンバーがお互いの信頼と連帯感を共有できた有意義な会議だったと思います。

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