一般社団法人 四方僧伽とは
四方僧伽の名称は、「世界中の人々は、ほんらい和合するつどい(僧伽=サンガ)である」というお釈迦さまの根本の教えに由来しています。
しかし、その教えとは裏腹に、世界の実情は、対立や騒乱・戦争、自然環境の破壊、貧富格差の増大、人権の抑圧そして人間精神の崩壊など日を追うごとに悪化の一途をたどっています。
この状況を憂い、今、世界の仏教徒たちが宗派の違いを乗り越え、互いに手をたずさえ、悲しみと絶望を希望に変え、人類の真の和合の姿をこの世に顕現しようとしています。
これらは、①循環的で自給的な生き方、②心の修養、③自律的な自治と相互扶助的な連携といった、3つのテーマに基づいて実行されようとしており、私たちはこれを「四方僧伽(運動)」と呼んでいます。
四方僧伽誕生のルーツと活動内容
四方僧伽では、現地 に暮らす人々の「自立心」と「他者への共感と思いやりの行動」を最優先のテーマとし、彼(彼女)等の自立心を損なうことのない支援を目指しています。そうして自立心が充分に育まれたならば、同様の苦しみに喘ぐ周囲への思いやりへと向かってゆくものです。
私どもは、こうした人間本来の可能性を育むことを大切にした支援活動として、
- 緊急救援(食糧や生活必需品の配給支援)
- リハビリテーション(通常社会への復帰・復興)支援
(「米銀行(こめぎんこう) 」や「牛銀行」、「仏陀の池」、「仏陀の道」等によるライフ・ライン支援) - 持続可能なコミュニティー作り支援
(「仏陀バンク」による個人の経済的自立と、コミュニティー・ベースの協同組合や社会的起業の促進)
の3項目を柱に、年に一度、タイで開催している「世界同時平和法要」(セカヘイ)の場にて必要とされる事業を決定し、実践に移すという方法を取っています。
カンボジアの米銀行のメンバー達は、自らのコミュニティーの自立を達成し、同様の苦しみの淵に立つバングラデシュやビルマ国内へ支援金を送るほどになりました。そこには、もはや、援助する側とされる側という固定的な関係は存在していません。現在では、仏教徒に限らず、カンボジアやビルマのイスラム教徒やキリスト教徒も四方僧伽の活動に賛同し、共に生きる道を実践しています。
私どもと共にこの四方僧伽(運動)に参加してみませんか。あるいはこの運動にご理解をいただき、さらなる発展のためにお力をお貸しいただきますことを心よりお願い申し上げます。
四方僧伽 これまでの経緯
四方僧伽のこれまでの歩みをご紹介いたします。(2000年〜)
活動報告書
四方僧伽の活動報告書・事業報告書はこちらです。
[資料]可能性としての仏教
世界に残された最後の一極として「非暴力」を掲げる「仏教」が、いま世界平和への可能性を問わています。本論はその可能性について語ります。
[資料]世界維新へ
『見ようとしないから、見えないのです。真剣でないから、分からないのです。その時代が齎した問題の責任はその時代の人間が背負い、解決すべきです。』
お問い合わせ先
四方僧伽 事務局
住 所:〒6480086 和歌山県橋本市神野々741番地 観音寺
電 話 0736 32 3141
E-mail cs.sangha.info@gmail.com