
暦のはなし① 太陽暦と太陰暦」
暦とは単なる日付を確認するものではなく、また占い迷信の類でもありません。
天文学、習慣、宗教など様々な要素からなるものです。暦を通して色々な出来事を見てみましょう。
先日、バングラデシュのダッカで日本人7名が犠牲になったテロ事件がありました。そのニュース解説などで「ラマダーン」というワードを聞かれたと思います。これはイスラム教にでの断食の期間なのですが、毎年時期が変わります。何故でしょうか?
暦には大きく分けて3種類あります。
1、地球が太陽の周りを回る周期(約365日)を基にした太陽歴
2、月の満ち欠けの周期(約29.5日)を基にした太陰暦
3、太陰暦を基にしつつ太陽の動きによって閏月を入れる太陰太陽暦
イスラム暦は2の太陰暦で、1年がおよそ354日となり我々が使用しているグレゴリオ暦より11日間短いため「ラマダーン」の時期も毎年ズレていくのです。
陽射しがきつい中東では、日が暮れてから活動が始まります。月を行動の基準にするのはそういう事も一因になっているのでしょう。
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