伊勢祥延 の「Calendar Photoの追憶」12

2008カレンダー Inner Soul 4月

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場所はインドのカシミール地方、このショットは僕にとってなかなか撮れない貴重な写真のひとつである。

なぜなら子どもや大人の男性は撮影しやすく、また若い女性、老人はコミュ二ケーションしだいで撮影は可能なのだが、保守的なイスラム教徒の主婦はそう簡単に撮らしてくれる物ではない。見たとおりスカーフを外し照れながらも正面のレンズを見据えている。
その背景を説明すると、インド北部のヒマラヤ山脈の麓レーの街でチベットのダハヌーという美しい民族衣装で知られる奥地、秘境中の秘境に向かうため、地元の小さな旅行代理店で現地ガイドとドライバーを雇う交渉をしている途中に、僕は突然強いめまいと息苦しさに襲われ、動けなくなった。高山病だった。当然翌日からのスケジュールはすべて中止、代わりにこの旅行代理店オーナーとその家族に介抱される事になる。この女性はそのオーナーの奥さんである。2日2晩、水とショウガ茶を飲まされた、そして3日目にはみごとに回復、何もなかったかのように海抜5000メートルをでランニング出来る程になった。お世話になったご主人、優しくしてくれた奥さんとちいさな娘、目的地に行く事よりも、もっと貴重な旅の体験に感謝です。

事務局員紹介 仏陀バンクプロジェクトリーダー 伊勢祥延(いせよしのぶ)

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