
はじめまして。
この度、四方僧伽の代表に就任致しました、菅原成典と申します。
四方僧伽設立者で初代代表の井本勝幸師が日蓮宗僧侶であった御縁でその後の代表・役員方も皆さん日蓮宗か法華宗という中で恐らく初めての真言宗の僧侶として役員就任でしょう。
何故自分がかくも深くこの四方僧伽に関わることになったのか?
現在四方僧伽の主要活動である「仏陀バンク」とは仏教的なマイクロクレジット(無担保の少額融資)の事で元々はバングラデシュのモハメド・ユヌス氏がこの方法を考案し自国の貧困層の女性やイスラム世界で普及させたとしてノーベル平和賞を受賞した融資手段なのですがユヌス氏の受賞当時こんな画期的な方法があるんだと感心して興味を持ったもののさて日本人としてこれとどう関わりどう展開するかなど具体的には何をどうすればいいのか全く想像出来なかった。
そしてその件とは別に競争や対抗する必要が無いのは分かっているつもりだが基督教的思想を背景に持つ国連組織はじめ西洋の団体・宗教者が貧困国などで国際貢献をするのに対して既存の伝統的な国内仏教からはどうしてそういう動きが伝わって来ないのかと常から思っていた事もあり(自分が知らなかっただけかも知れないのであくまでも私個人の印象です) それらはずっと僧侶として生きる道を選んだ自分にとって心のどこかにあり、時にそれは喉の奥に刺さった魚の骨のように違和感を感じさせていた。
だから大阪で『仏陀バンク』の説明会が開かれると知った時は何はさておき駆け付けた。
それから代表の上川師とも親交が始まり運営会員となりバングラデシュ現地のスタディツアーにも三年連続で参加し氣が付けば代表に就任と何か自分でもビックリの展開です(笑)
ですが日本人としてそれも仏教徒・僧侶として国際貢献ができ仏教の教えに寄り添うやり方で日本の仏教が内向きでなく海外へ手を差し伸べる事に携われた事にはこの上ない喜びを感じています。
どうぞよろしくお願い申し上げます。