8月11日
9:00
エコのオフィスへ向う。バンダルバン市内のニカ所の「四方僧伽ショップ」(以降「CSショップ」)を視察。CSショップはこれまでに全部で6カ所。そのうち4カ所がここバンダルバン市内にある。馴れ初めと詳細は以前のレポートを参考にしてください。
バンク・オブ・仏陀の道2012 Vol.8 「商店の組合員とBOBショップ談議」
バングラ視察2013 Vol.5 「CSショップ構想の協議に結論」
一カ所目は、エコのオフィスのすぐ目の前にある。販売を兼ねた軽食とお茶のお店。以前より品数も増えお客さんでにぎわっていた。見たところ順調のようだ。
もうひとつはバンダルバン市、すべてのCSショップの代表をつとめるチャンドック•チャクマさん。2004年にバングラ陸軍を退役した軍人さんだが、商売の才能があり、CSショップの他に以前から日用品のお店を経営して成功している。
CSショップでは米問屋をおこない、店内狭しと天井まで米俵が積んである。場所も立地の良いメインストリートに移動し、さらにそこはモットバラ地区とウシェニバラ地区の境界線に位置し、どちらの区域からも利用者が訪れるという。
残念ながら現在運営しているCSショップはナランギリボリバラ村を除いてこの2つである。そこでCSショップのすべてのオーナーを集め、全体会議を開く事を提案した。20日の夜に会議が決まった。詳しくは後述します。
10:00
雨のためCNG(オートリキシャ)に乗り込みラズビラ村へ向かった。ラズビラは、2010年バングラデシュで最初にBOBが始まった村である。
もう5回目の訪問で顔なじみの人も多い。いつものようにBOBのチアマン、ウーケーパンダさん家に、女性達を中心に全役員及び30人程が集った。
これまでに原資139000タカ2年前45人
現在受益者合計109人 うち今年度貸出し中が19人
トータルで原資158400タカ
セービング 3800タカ
現在ここラズビラ村では、来年仏陀バンクの原資をすべて回収し、他の村へ移す事を検討している。それが実現すればここバングラデシュの仏陀バンク、いや全世界の仏陀バンク始まって以来の快挙である。
この地域は今、豊富な資金を持つグラミー銀行など、大手3つの金融機関が融資を始めており、20000タカ~10万タカぐらいまで、年利息12%での融資をうける事が可能なのだ。したがってちょっと寂しい気もするが仏陀バンクはもう必要としていない。
もちろん金融機関は返済の出来そうもないところには融資はしない。融資をうけられるようになったのは、仏陀バンクで融資をうける事で始めた、ショウガやターメリック栽培で成功したからこそ、返済能力が認められ大口の融資が受けられるようになった。
実際のところ、何所まで役に立てたかは分からないが、大口融資が受けられるほど村人の生活が豊かになり、相互扶助の精神が芽生え他の村を助けてくれるなら、それは素晴しい結果ではないだろうか。
15:00
バンダルバン市からバイクで一時間、1960年のカピタイダム建設の時に、強制移動され出来たAMTALI(アムタリ)トンチョンガパラ村を訪問。80家族程の村名前のとおりトンチョンガ族の村。
アウン及びエコスタッフのKayprueケアプラさんが参加し、寺院にて僧侶及び村の男性13人程が集り説明会をおこなう。
前向きな返答が得られ、予定している総合ミーティング参加を要請した。
18:00
エコのオフィスにもどり予算の配分やスケジュールの練り直しなどをする。
19:30分
警察から電話、昨夜と同じように日本人は今日何所に行き、今何所で何をしてるかとの確認の電話である。